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食後に眠気やだるいのはどうしたらいいの?

食後

食後に眠気が襲うことって、ありますよね?午後から退屈な会議だと、余計に眠くなりますしだるさも感じることもあります。小学校の頃、プールの後の授業は眠気との戦いでしたw

そもそも食後に眠気やだるさを感じるのはどうしてでしょうか?

目次

食後に眠気やだるさを感じる原因

主な原因は次のとおりです。

①副交感神経が優位になるため
②オレキシンの分泌量の減少するため
③血糖値が変化するため

①ですが、普段から意識せずとも呼吸をしたり、食べ物を消化したりするのに自律神経の働きが欠かせません。

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、交感神経は人間が活動しやすい状態にさせてくれるものに対し、副交感神経は休息時に体内のメンテナンスを行ってくれます。

日中でも交感神経と副交感神経の働きが活発になるタイミングが入れ替わり、食事の場合だと、食事中は交感神経が優位になります。しかし食後は、副交感神経が優位になり、胃腸の働きが活発になるので消化が進むというメカニズムになっています。

副交感神経が優位になると、睡眠時と同じようなリラックス状態になるために眠気やだるさを感じやすくなるという仕組みです。

交感神経と副交感神経が入れ替わる速さが急になるほど眠気やだるさを感じやすくなるので、ゆっくり食事をするか、腹八分目に食べる量を抑えたいものです。

②について、体内で生成され、健康な状態に保つ「ホルモン」の働きが影響します。

空腹感を感じさせる「オレキシン」というホルモンが分泌されると、栄養やエネルギーが足りないことを教えてくれ、逆に食べ過ぎないよう満腹感を与える「レプチン」も分泌されます。

「オレキシン」は血液にある糖分をエネルギーに変えてくれる働きがあり、体が活動しやすい状態にしてくれますが、食後に「レプチン」が分泌されると「オレキシン」が減るために体は休息しやすい状態になって、眠気やだるさを感じるようになります。

③では、炭水化物を摂取すると体内で消化された後、エネルギー源のブドウ糖として血管を通じて体内に運ばれます。

血液中に含まれるブドウ糖を「血糖値」というのですが、食事中は血糖値の数値が上昇し、それを抑えるためにすい臓のランゲルハンス島という組織で作られる「インスリン」が必要となります。

インスリンが働くまでの2時間は、細胞にエネルギーを送れない状態になるので、眠気や体のだるさを感じるようになります。

血糖値の値が普段から高い糖尿病の方は、食後、高血糖の状態になりやすくなるので、急激な眠気や体のだるさを覚えることがあります。

病気の場合

さて、食後に眠気やだるさを感じるのは、下記病気にかかっている可能性もありますので、病院で診察を受けておきましょう。

低血糖症

炭水化物の取りすぎなど、食後に高血糖の状態になる食生活を続けるのが原因で、下記症状が見られます。

・空腹の時に手が震えてしまう
・食後に強烈な体のだるさや眠気を感じてしまう
・急に力が抜けることがある

食後低血圧

自律神経の乱れによって、食後に、眠気やだるさではなく、ふらつきやめまい、立ちくらみなどが感じられるケースです。

通常であれば自律神経の乱れは回復するものの、更年期障害などの原因によって血圧が低くなる状態が続く場合があります。炭水化物の摂取を控えたり、カフェインの摂取で症状が改善する場合があります。

まとめ

食後、眠気を覚えたりだるいのは自律神経やホルモンの働きによるものが多いです。
こういう場合、しっかり噛んでたべたり、ゆっくり食事を摂ったりするほかに、出来れば30分以内の仮眠をオススメします。
普段から感じる眠気やだるさ以外に、立ちくらみなど異常を感じたら、低血糖症や食後低血圧の可能性もありますので、医師の診断を受けるようにしましょう。

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