夜泣きがなくて助かったと安心していたら、1歳半から急に夜泣きが始まり、辛い思いをしているママさんも多いことでしょう。
目次
1歳半 夜泣きの原因
夜泣きには次の原因が考えられています。
①脳の発達が未熟であること
お子さんが1歳くらいだと、脳の前頭葉という部分が未熟であるために、夜泣きをすると考えられています。
前頭葉は、思考や運動をつかさどる大事な機能を果たし、大脳からの情報をまとめて判断します。
ところがお子さんが小さい段階では、 脳の中の神経細胞間のネットワークが不十分な状態であり、昼間に受けた外部からの刺激を夜間に処理しようとしても、前頭葉での処理が追いつかないため、様々な感情に襲われてしまい夜泣きをするのです。
②日中の興奮が収まっていないこと
月齢が高くなるに連れて活動範囲が広くなると、新しい経験が増え、脳が興奮することが多くなります。強すぎる刺激によって、夜泣きをする場合もあります。
③病気や体調不良であること
鼻水が出たり、発熱の症状があれば体調が悪く、それでグズグズと夜泣きをする場合があります。
④睡眠障害があること
夜驚症(やきょうしょう)という睡眠障害が原因で激しい夜泣きをする場合があります。恐怖を感じて深い眠りから急に目覚め、電気をつけても大人があやしても泣き止みません。
夜泣き対策
夜泣きへの対策として、下記試してみてはいかがでしょうか。
・生活習慣の見直し
大人と一緒で、お子さんも朝日をたっぷり浴びると、夜早く眠くなるようになります。早く眠れなくても、早く起こしてみることから始めてはどうでしょうか。
天気が良い日は公園などで遊ばせて、程よい疲れを感じさせるようになればさらにいいでしょう。
・入眠習慣を見つける
これをすれば寝るということをお子さんが分かるような習慣、儀式を見つけるとよいです。
例えば、
・お腹をぽんぽんと優しく叩いてみる
・絵本を読んであげる
・歌を歌ったり、CDをかけたりしてあげる
・手をつないであげる
・足裏マッサージをしてあげる
・お気に入りの入眠グッズを渡す
というのはどうでしょうか?
・卒乳する
夜中でもお乳を欲しがる1歳以上のお子さんは、実はお腹が空いているのではなく、口が寂しいので泣いている場合があります。離乳食が進んでいれば、断乳してみてはどうでしょうか。
もちろん、急に断乳すると夜泣きが続く場合が考えられますので、入眠習慣でカバーします。
・夜泣きが酷いときは体調のトラブル
それでも夜泣きが酷い場合は、風邪などの体調不良や環境の変化でストレスが原因だと考えられます。保育所に通い始めたなどの変化は、お子さんにとってはプレッシャーですので、落ち着くまで様子を見るのもよいでしょう。
・パパに助けてもらう
ママが一人だけで夜泣きの対応していては、体調を崩すばかりか、精神的にも参ってしまいます。パパがお仕事の日には難しいかもしれませんが、休日のときは代わってもらいましょう。
まとめ
1歳半まで夜泣きで苦労しなかったのに、突然、お子さんが夜泣きを始めてしまい、困惑しているママさんも多いかと思います。
原因はいろいろ考えられますが、ママが育児疲れで参ってしまわないようリフレッシュする方法を見つけることも大事ですよ。