鏡餅 | 二段と三段では違うの?飾り方に注意することがある?

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鏡餅 意味

お正月が近づきますと、鏡餅を用意するご家庭も多いのではないでしょうか?

裏白(うらじろ)を敷いたお餅の上に橙を乗せて飾ると、お正月を迎える気分になるものです。お正月を過ぎて鏡開きした後、ぜんざいにして食べるのを毎年心待ちにしています。

ところで、「餅」はもともとハレの日の食べ物とされています。日本古来から稲作がなされ、稲の霊が宿る餅には力があると考えられてきました。

年に一度だけ各家庭に来て下さる神様(歳神様、としがみさま)に対し、「お年魂(お年玉)」を頂くためお正月の間お供えをするようになりましたが、その最大の象徴が鏡餅です。

逆に鏡餅がないと年神様の居場所がなくなることになるので、家の中でも床の間など大切な場所に鏡餅を飾るようになりました。

鏡餅の飾り方 | 二段と三段の違い

出来れば、鏡餅をきちんと飾りたいものですね。
実は、一つ一つの飾り付けにも下記意味が込められているんですよ。

 

橙(だいだい)

 橙(だいだい)はミカン科ミカン属の果実で、青い実が冬になると赤みを帯びても翌年の夏には緑色の実に戻り、2年以上落果しません。

一つの木に何代もの橙(だいだい)に、毎年新しい実を加わわっていく様相から「代々家が繁栄して欲しい」という祈りが込められて、橙(だいだい)が使われています。

 

裏白(うらじろ)

 神社や山に行くとよくみられるシダ科の植物の裏白(うらじろ)ですが、表面は緑なのに裏面が白いことから、清廉潔白、白髪になるまでの長寿を願う意味が込められています。

 また裏白は、古い葉が落ちずに新しい葉が重なっていくので、橙(だいだい)と同じく、代々繁栄するようにとの祈りも含まれています。

 

昆布

 古くは「広布」(ひろめ)と言われ、「広める」の意味がある昆布は、蝦夷(えぞ、現代の北海道)で取れたことから、、夷子布(えびすめ)と呼ばれました。そこから七福神の「恵比寿」に掛けられ、福が授かるようにとの意味があります。

 

串柿

 柿は長寿の樹木であり、また幸せを「カキ」集めるの意味が掛けられいます。

古くから年神様は家の中のあらゆる場所に分霊するものと考えられたので、床の間や玄関には大きい鏡餅を、神棚やお仏壇、その他の場所には小さい鏡餅とあらゆる場所、部屋に置いてきました。

鏡餅には二段のものと三段のものがありますが、二段が一般的で、三段は「荒神様」に関係する台所など火の神様を奉るものとされています。

関西や一部の地域では、火の安全と食の安全・家族の健康を願い、三段のお餅(丸餅)を台所に飾ります。

ところで、喪中に鏡餅を用意するかどうか悩まれる方もいるでしょう。

鏡餅は歳神様をお迎えするという意味があり新年の幸せを祈るものですから、「喪に服する」意味合いとは次元が違うことから、例年どおり鏡餅を飾っても問題ありません。

鏡餅 食べ方の注意点

もともと鏡餅は縁起物とされたため、「武士が切る」に繋がるということで鏡餅を切ってはいけないものとされています。
ですので、包丁で切ることは避けておいた方がよいでしょう。

プラスチック容器に入っていないお餅は、固くなってヒビ割れ状態になっているでしょうから、木槌で叩いて小さくしていきます。乾燥が足りなければ天日干しにして、さらに細かく割っていきます。

それでも小さくするのが難しいようであれば、一度水にくぐらせて水に濡らした皿にのせ、ラップをしてから電子レンジにかけると柔らかくなりますよ。

鏡餅 いつから いつまで

お供えしたお餅に神様が宿り、神様の力が加わったお餅を食べることで、1年間の健康・無事を祈る習慣が鏡開きの由来です。

お正月を迎える品物を買うタイミングからも、鏡餅をいつから飾るのがいいかと言えば、12月28日が一番よいとされてきました。29日だと「9」=「苦」を連想することから忌み嫌われたからです。

30日はキリのよい数字ですのでこの日に飾るのも差し障りはありませんが、31日になると「一夜飾り」として
嫌われました。少し前から準備することで過ぎ行く年へ感謝をし、新しい年の神様をお迎えすべきとの考えからです。

ですので、出来れば12月28日に飾るようにしたいものです。

さて、いつまで鏡餅を飾るかですが、鏡開きには神様をお迎えした正月の終わりを告げる意味もあり、それまでお供えしていたお餅を初めてお下がりとして頂くことになります。

鏡開きの日程は地方の習慣によって違いますが、1月11日にするところが多いものの、4~7日でも構わないです。「とんど焼き」の習慣があれば、そこにお餅を出してもよいでしょう。

まとめ

鏡餅は、歳神様を各家庭に招くものとして、古くからお正月にお供えされてきたものです。橙や裏白などを使ってきちんと飾りつけをしたいものですね。

お餅を二段に重ねるのが一般的ですが、台所など火を扱う場所は荒神様に関係するとの風習から、関西等では丸餅3つを三段にして飾る慣習があります。

今年一年を無事過ごすためにも、鏡餅を用意しましょう。

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