お正月が近づくと、おせち料理のことが気になりますね。
毎年おせちを作っているご家庭でも、黒豆にしわを入らず煮るのは難しいですよね。ちょっと油断するとしわが入るので、目が離せません。
黒豆が固い原因、柔らかくする方法、煮直しなどの情報をまとめてみましたので、ご参考になれば幸いです。
目次
黒豆の固い原因
黒豆が固い原因として、2つの要因があります。
一つは、収穫してから時間が経っていることが挙げられます。
黒豆の収穫時期は10月~12月頃までで、せいぜい翌年の夏までに食べてしまわないと固くなります。夏を越えてしまうと黒豆の皮が固くなってしまい、長時間炊いても黒豆が水分を吸わないために柔らかくなりません。
黒豆が固いもう一つの理由として、煮る時間が足りないことです。
鍋の素材によりますが、4時間~7時間は煮る必要があります。煮るのが2時間だとまだまだ固いです。煮る時間が長ければ長いほど、黒豆が柔らかくなってきますよ。
黒豆を柔らかくする方法
黒豆を戻す際に、事前に豆に吸水させているでしょうか?
吸水していないと、長時間煮ても芯が残った固い黒豆に仕上がってしまうので、一晩(8時間以上)や煮汁に浸けておくとさらに豆が柔らかくなりますので、一手間かけましょう。
それから、黒豆を煮ている最中に何度も蓋を開けて中の様子をみたり、蓋を開けたままにしていないでしょうか?
温度が急激に変化したり、空気に触れたりすると黒豆が固くなってしまいますので、豆が踊らない弱火でじっくり時間をかけて炊き、その際に落とし蓋で二重に蓋をするとよいでしょう。
ところで、黒豆を炊くときには「錆びた釘」を使うように書かれているレシピが多いですね。
なぜ錆びた釘が必要かと言えば、錆の鉄分により黒豆の色にツヤを出すためですが、普段日曜大工をしているご家庭は少ないと思います。そういう場合は、こういう商品↓を利用するのもいいですよ。
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これさえあれば、黒豆を炊くだけでなく、お茶を沸かしたりに使用したり、ナスを煮る時にも使えますし、鉄分を補給出来ますよ。
最近、ひじきの鉄分が少なくなったというニュースを見かけましたが、実はひじきを炊く鉄製の鍋が使われなったのが原因だそうです。鉄分を積極的に摂りたい方は特に鉄玉子を利用したいものです。
黒豆が固いときの煮直しは?
黒豆が固い原因は、煮る時間が短いのが原因の一つであることをご紹介しました。
煮直しする場合、出来たら圧力鍋がありますと、カンタンに柔らかくなります。古い黒豆でも、圧力によって水分が吸収され
やすくなるので。
もし圧力鍋がない場合でも、煮直す時間を長くしてみましょう。煮汁が十分にあればそのまま、ない場合は熱湯を足してから
2時間炊いてみたらいいですよ。
黒豆のしわを直すには?
黒豆にしわが入るのは炊いている最中に空気に触れてしまうのが原因ですので、煮ている間は煮汁から豆が顔を出さないようにするのがポイントです。
長く煮るで煮汁が少なくなっていきますので、空気に触れさせる前に熱湯を少し足しながら炊いていきましょう。
沸騰させながら煮てしまうと、豆同士がぶつかり合って皮がめくれてしまいます。つやつやの黒豆に仕上げるためには、とろ火でゆっくり煮るようにしたいものです。
黒豆 失敗したら
黒豆の煮直しでで失敗してしまったら、しわが寄ってしまったなど見た目だけであれば、パンやケーキに混ぜ込んでみてはいかがでしょうか。
パウンドケーキや蒸しパン、ホールケーキにも使えますし、生地に抹茶を加えれば和風スイーツに仕上がります。ゼリーや寒天を利用すれば、冷たいスイーツとして楽しめますよ。
まとめ
黒豆が固いときに煮直しすることで、黒豆を柔らかくすることが可能ですが、空気に触れるとしわが入り易くなりますので、落し蓋を利用してみてはいかがでしょうか?