毎日きちんと歯を磨いているつもりでも、会社や学校の歯科検診で虫歯があるのを指摘されたり、歯肉炎と診断されたりしてショックを受けたりしたことがないでしょうか?
正しい歯磨きの仕方やどれくらい時間をかけたらいいのかまとめてみました。
歯磨きにかける時間
まず、歯磨きにかける時間ですが、データによれば、平均して5分未満しかみなさんは歯磨きに時間をかけていないようです。
そもそも歯磨きは、食べた後の磨き残しを作らないことが目的です。
まんべんなく磨くことで、歯と歯茎の境目や歯と歯の間の汚れを落としていく必要があります。
歯磨きに十分時間をかけられればよいのですが、それほど時間もない方も多いかと思います。そういう方でもオススメなのが、1日に最低2回以上行うやり方です。
タイミング的には、食後30分頃と寝る前に行うのがよいです。
というのも、食事中、だ液の自浄作用によって口の中が酸性から中和されるように働いているのですが、食後30分以内だと歯が酸性状態にあり、歯磨きをすると歯を削ってしまうからになります。
また、就寝後はだ液の分泌量が減るために自浄作用が現象するため、しっかりと歯を磨いておきたいものです。
正しい歯の磨き方
さらに、正しい歯の磨き方ですが、力一杯歯を磨くようにすると、誤って歯茎を痛めてしまうことがあります。
「スクラビング法」といって、歯ブラシを歯に直角に当てて磨くやり方がよいです。また、一番奥の歯や凸凹している箇所、歯茎が下がっている部分へ歯ブラシを縦から入れたりすることで磨いていきます。
そしてオススメなのが「デンタルフロス」。
いわゆる歯間ブラシですが、歯と歯の間に汚れがたまり、歯周病菌が繁殖しやすい環境にあります。それをデンタルフロスなら歯垢をカンタンに取り除いてくれます。
出来れば毎日行うと、虫歯になりにくくなります。デンタルフロスを使い始めたときは出血することがありますが、
次第に出血が治まりますので心配することはありません。
尚、最近、電動歯ブラシを使う方も増えているようですが、振動で磨くタイプと超音波を使った高性能のものがあり、
いずれも手で磨くより歯垢を効率的に落とせる機能になっていますので利用するのもよいでしょう。
まとめ
正しい歯磨きの仕方は、歯ブラシを歯に直角にあたるようにして磨いていきます。きちんと磨けていれば5分でも大丈夫ですが、食後30分してからと就寝前に歯磨きをするとより効果的です。
デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを除いてくれるので出来れば歯磨きと合わせて毎日実践することをオススメします。
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